- KYS MES( 4):推薦図書・映画の部屋 99/02/11 -18:04

235/235 KGH10661 大橋真人 読書の小径 その46「心の発見」

kokoro1.jpg (20622 バイト)             kokoro2.jpg (20502 バイト)      

1月30日(土)から2月3日(水)までの3泊5日(機内1泊)でマレーシア・シンガポールに行ってきました。今回の旅行の目的は、単純に「観光」でしたが、東南アジアの国々がどんな状況なのか見てこようという気持ちもありました。

 さすがに、ホテルの朝食風景を見ていると、宿泊客もそんなに多くないような印象を受けました。観光先で遭う人々は、やはり日本人、そして中華民国(台湾)の人が多かったようです。

 失業率も添乗員の説明によると、マレーシア、シンガポールともに約4%ぐらいとの話をしていました。これは意外でした。韓国やインドシアではかなりの失業率と聞いていたので、もっとパーセントが高いと思っていました。

 マラッカで、フランシスコ・ザビエルと行動を共にしていたという日本人の話を現地の添乗員から聴き、心に響くものがありました。廃屋となった教会の墓碑の碑文に日本人であることが記載されていました。

 なぜか、自然と涙がこぼれてきました。

 歴史を紐解いて調べてみたくなりました。


 タンピンからマレー鉄道に乗車してシンガポールまで行きましたが、列車の中で放映されていたのは、「バットマン」でした。行けども行けども、ヤシの木が見えます。植民地時代に栽培されていたゴムの木も、合成ゴムの浸透にともない、天然ゴムの需要(航空機のタイヤ等は天然ゴムから作られていると言います。)が減退し、そのため、ゴム林を伐採してヤシの木を植えているようです。

 マレーシアのゆったりとしたイメージと比較して、シンガポールはどことなく、人間がせこせこしている印象を持ちました。マレーシアの国民一人あたりの所得はシンガポールのそれと比較して約4分の1であると説明を聞きました。

 人間にとって何が幸福なのかということを考えさせられました。

 今回の旅行にも本を持っていきました。高橋信次著「心の発見」(科学篇、神理篇)「心の対話」(いずれも三宝出版社刊)がそれです。

 1994年にJCのアジア・コンファレンスでシンガポールへ行った時も、何故か、

高橋信次著「人間・釈迦」を持って行きました。(「読書の小径その7」参照)

http://village.infoweb.ne.jp/~mahito/


 人間としての成長とはどういうことなのか?

何故、現代に生まれ、日々の生活の中で喜怒哀楽を持ち、悩み苦しむのか?

本の中では、そんな疑問に、丁寧に示唆を与えてくれています。

 私は、神戸の阪神大震災を契機に、気持ちの持ちようが変わりました。

仕事も、家族も、出逢う人々、そして、この世で起きる出来事などを通してこころを磨くことが大切であって、すべてのことは「つながっている」と思えるようになりました。

「戻る」