KYS 推薦図書・映画の部屋 97/08/28 122/122 22:53

KGH10661 大橋真人 読書の小径 その42   「転生と地球」

 みなさん、こんにちは。ご無沙汰いたしております。
 今年度から、仕事の関係で愛知県土地家屋調査士会の常任理事(広報部長)をつとめさせていただいています。先日対内誌の「会務通信」に抱負を書いてください、ということでしたので、次のような文章を提出しました。

 抱負                                          広報部長  大橋真人

今、一冊の本(「転生と地球」−価値観の転換へのメッセージ)(PHP研究所刊)が、ここにあります。最近、高木善之氏の講演や著作を聴いたり、読んだりする機会に恵まれています。講演「美しい地球を子供たちに〜地球温暖化〜」で、このまま二酸化炭素の濃度が高まり、地球が温暖化し、南極大陸の氷が全部解けたとしたら海面は世界中で約70m上昇するという話を聴きました。

  どこまで、海進するのか、等高線に基づい色塗りをしてみるとよく分かると思います。日頃、私達が測量している所は、海没を登記原因として、土地の滅失あるいは、土地の地積変更登記を申請することになるのではないでしょうか?

他方、フロンによるオゾン層の破壊によって巨大なオゾンホールが、北極・南極を中心に高緯度地方で発生していると報道されています。このことは何を意味しているのでしょうか?

こうした地球環境の問題が、「豊かさ」や「便利・快適」に関しての私達一人ひとりの考え方、意識のありようの間違いによって誘発されていたとしたら、どうでしょうか?

  講演終了後、会場で販売していたサンウオッチUを買い求めUV指数を現場で計ってみました。知多市で、強い時で約4.1ぐらいでした。名古屋市では、先日、本会の会議に出席した時約4.8ぐらいでした。富山へ8月22日中部ブロック協議会の広報担当者会議で出かけた折に計ってみたら、約5.3ぐらいでした。

仕様書をみて驚いたのは、指数7以上になるとDANGERと表示するという記述でした。福井会のある会員は、サンウオッチUを現場に持って出て、指数をチェックしながら、長袖を着て、庇のある帽子をかぶり、作業をしているとのことでした。さすが、と感心しました。

  何が言いたいかといいますと、いくら新聞、テレビで報道されていても、こちらの受け手の側のアンテナが低いと、それをキャッチ出来ないということです。

先日岐阜での中部ブロック協議会の総会の時の記念講演「機構改革の中での土地家屋調査士制度」で、講師の
浦野雄幸東海大学教授・弁護士が、「土地家屋調査士・ガバナンス」なるものを、皆で真剣に議論する時であると、問題提起されていました。 傾聴に値する視点であると思いました。

  西本会長の強力なリーダーシップのもとに、情報の共有化をすすめ、議論する時には、会員各位の英知を集め、建設的で実りあるものにするために努力を重ねたいと思います。
 今後とも、よろしくご指導、ご協力のほどお願いします。

大橋真人拝

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