“ザルツブルグ祝祭音楽祭“注目のアンサンブル”
                ミラベル弦楽四重奏団演奏会


ダイアン・パスカル         (第1バイオリン)
手塚 有希子            (第2バイオリン)
イヨオルク・シュタインクラウス   (ビオラ)
ハイディ・リチャウアー       (チェロ)


日  時        1997年 9月 9日(火)

会  場        常滑市民文化会館  大ホール

             開場   午後 6時30分
             開演   午後 7時

プログラム

             ヤナーチェック    弦楽四重奏  第2番 「内緒の手紙」
             メンデルスゾーン  弦楽四重奏  f−moll Op.80
             モーツアルト     弦楽四重奏  KV465

主  催        とこなめ「M」の会

後  援        オーストリア共和国大使館

企画・招聘      文化団体 ぎふ「話の広場」


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プロフィール

ダイアン・パスカル(第1バイオリン)
Diane Pascal
アメリカ生まれ。
ジュリアード音楽院並びにカーティス音楽院にて、世界的巨匠のイワン・ガラミヤン、
マーガレット・パルディー、ジョシュア・ブロードスキー、アーロン・ローザントに師事。さらにまた、ザルツブルグ・モーツアルテウム音楽大学では、シャンドール・ヴェーグのもとで研鑽を積み、1991年に「最優秀賞」の栄誉を獲得。

彼女は、1986年にモーツアルテウム音楽大学主催のコンクールの一つ、「オーストリア・アメリカ協会」賞の一等賞に輝く受賞に引き続き、1989年には、世界的コンクールの一つ、スペイン(バルセロナ)の「マリア・カナルス国際バイオリン・コンクール」に於いて最高の栄誉賞を受賞する。

母国アメリカのカーティス音楽院オーケストラ、「デラウェア・オーケストラ」では、独奏バイオリニストとして活躍すると共に、ザルツブルグ・モーツアルテウム音楽大学が世界に誇る「カメラータ・アカデミカ・ザルツブルグ オーケストラ」に於いても独奏バイオリニストとして活躍。

ヨーロッパ、アメリカ、イギリス、フィンランド、ノルウェー等、数多くの音楽祭出演の経歴を持つかたわら、カーネギー室内合奏団の演奏者の一人として、又、パスカル・トリオとして、ミラベル弦楽四重奏団の一員として活躍。

独奏バイオリニストとして、現在、人気急上昇中。


プロフィール

手塚 有希子(第2バイオリン)

3歳から加藤晴雄のもとでバイオリンを始める。以後、久保田ミドリ教授、繁森恵子教授に師事。1983年からは、桐朋学園において鈴木恭子教授に師事。1984年、全国青少年音楽コンクールにおいて特別賞を受ける。

1990年桐朋学園大学を卒業。同年、ザルツブルグ・モーツアルテウム音楽大学において、シャンドール・ヴェーグ教授に師事し、同音楽大学が世界に誇る「カメラータ・アカデミカ・ザルツブルグ オーケストラ」の団員として活躍するかたわら、同大学院において、フランコ・グッリ、サミュエル・アシュケナージ、ジャック・カントロフ、ミシェル・オークレールといった世界的巨匠として評価の高い各教授に師事する。

1992年には、ギドン・クレマー主催の「ロッケンハウス音楽祭」に出演するなど、日本でも話題となった。

現在、ヨーロッパを中心に活躍。特に日本でもファンが多い世界的巨匠でフランスを代表する名バイオリニストの一人、ジャン・ジャック・カントロフと共に1993年6月には、フランスの「オーベルニュ管弦楽団」と“2つのバイオリンのための協奏曲”を演奏し注目を集めた。日本が誇る女流バイオリニストの一人。


プロフィール

イヨオルク・シュタインクラウス(ビオラ)
Jorg Steinkuraus
1962年、ミュンヘン生まれ。
ミュンヘン音楽大学でビオラを専門的に学ぶ。
1981年“アルバンベルグ弦楽四重奏団”のメンバーとしても著名なビオラ奏者、バイエルレ教授のもとで研鑽を積むために、ウィーン国立音楽大学で学ぶ。その後、“ケルビーニ弦楽四重奏団”の名ビオラ奏者のH・シュリヒティヒ教授が教壇に立つ北ドイツ国立アーヘン音楽大学で学ぶかたわら、ここで“カールスルーへ弦楽四重奏団”のメンバーとして活躍する。その後、「カールスルーヘ室内オーケストラ」を創設し、この運営と演奏の両面で貢献した。

1986年には、“ウィーン弦楽六重奏団”の名ビオラ奏者でモーツアルテウム音楽大学教授のトーマス・リーブル教授に師事するためザルツブルグに移り、世界的巨匠シャンドール・ヴェーグ教授の率いる世界的室内オーケストラの「カメラータ・アカデミカ・ザルツブルグ オーケストラ」の正規メンバーのビオラ奏者として活躍。その他に、“ウィーン室内オーケストラ”を始め、“ミュンヘン・フィル”等、さらにはギドン・クレマー主催の“ロッケンハウス”音楽祭出演など、枚挙にいとまがない。

将来を期待されている気鋭のビオラ奏者。


プロフィール

ハイディ・リチャウアー(チェロ)
Heidi  Litschauer
ウィーンに生まれる。
ウィーン音楽大学チェロ科、フリーダ・リチャウアー教授(母)のクラスを1964年、主席卒業。

ガスパール・カサド、ウラディミール・オスロフ、エンリコ・マイナルディ、パブロ・カザルスに師事。

1961年ミュンヘン国際コンクール優勝。1965年、サンチャゴ国際コンクール入賞。1957年より1970年まで、ペーター・グート、ルドルフ・ブッフビンダーと共に、“ウィーン三重奏団”の中心メンバーとして活躍。この三重奏団は、戦後世界の音楽界に優れた技量とさわやかな演奏で国際的に極めて高い評価を得た。

1970年からは、ウィーンフィルのトップ・フルーティスト、ヴォルフガング・シュルツ、ヘルムード・ドイチェ(ピアノ)と“ウィーン・フルート三重奏団”としても活躍。1978より、リン・ブラケスリー、ユルゲン・カイゼと共に“モーツアルテウム弦楽三重奏団”のメンバーとしても活躍。その活躍は、世界各国にまたがっている。

“テルデック”、“デッカ”等のレコード録音も多く、自国での放送局出演はもとより、各国での放送録音、出演も多い。
ソリストとして、室内楽演奏者としても世界的に高い評価を得ている。
現在、オーストリア国立ザルツブルグ・モーツアルテウム音楽大学教授。